第一次BBたちの反撃ののろしが上がるとき |
Excite エキサイト : 社会ニュース ライブドアが強制捜査に入られた。 証券法違反の嫌疑に対する強制捜査であったが、これは、「別件逮捕」みたいなものだろうなと思う。 いろいろなことを、いろいろな人が言っているから、僕は別の考え方をしてみた。 今回の強制捜査に、「何か特別な圧力」がかかっていると考えている人々が多いような気がするが、僕もそう考えている人間の一人である。 その「何か特別な力」とは何なのか。 ただし、特定のどこかの団体や個人とは違うものなんだろうなと考える。 いうなれば、「第一次ベビーブーマー」VS「第二次ベビーブーマー」の戦いの火蓋が切って落とされたというべきだろうか。 2007年から、「第一次ベビーブーマー」が定年退職を迎えはじめるわけだが、収入の二極分化(ようするに貧富の差)が広がるにしたがって、定年退職後の生活をどのように確保するかが、「第一次ベビーブーマー」たちにとって最重要課題である。 その生活の基本は、苦労してためた貯金の資産運用や年金で、資産運用は資産運用会社に一任される場合が多い。 その自分たちの生活の根幹となる資産の運用方法としては、今はやはり株式取引が一番多いのだろう。 その株式の取引は、このまま上がり続ければ、いつかは大暴落することがなんとなく感じ取れる。 現在のIT関連株の動きは異常という以外になく、そこを牽引している(というか強引に引き上げている)のが、「第二次ベビーブーマー」たちである。 老獪で経験豊富な「第一次ベビーブーマー」たちが、自分たちの老後を、「第二次ベビーブーマー」たちに牛耳られたくないと考えての想いがあるのではないだろうか。 「第一次ベビーブーマー」たちの将来に対する不安と次世代・次々世代に対する不満。 それが、「何か特別な圧力」なのではないだろうか。 しかし、逆に、「第二次ベビーブーマー」たちは「第一次ベビーブーマー」たちの懐にため込まれた資産を市場に流し、自分たちの懐に入れたいと思うのだろう。 どちらが勝利を収めるのか、はたまた勝者のいない戦いなのか、少なくとも「第一次ベビーブーム世代」の反撃ののろしが、あげられたのではないかと思うのである 株式も投資もやっていない、丁度中間の世代に当る私のような人間は、所詮波間に消えていくのだろうが。 |
by bankiero
| 2006-01-17 13:36
| 雑感
|
<< デジタルディバイドが本当の貧富... | チキンのトマトシチュー >> |