この素早さは、やはり組織的なものを感じる |
Excite エキサイト : 社会ニュース ここまで素早く、ここまで見事に、誰が予測しえたろうか。 完全に油断していたのか、一応警戒していたのかはわからないが、堀江氏が気づいた時には、もう彼は囲まれていたのである。立ち入り捜査から9日間での逮捕拘束。そして翌日の緊急取締役会における、役員編成の更改。 必ずどこかに有能なディレクターがいるのだろうと思う。 シナリオどおりに物事は進み、あの快刀乱麻でならした堀江氏をも、コマのヒトツに替えてしまったのである。 これほどの速度ですべてが動いたということは、当然、堀江氏も予測していなかったと考えられる。 逃げる間もなく、たぶん自己資産の海外への逃亡も思うに任せなかっただろう。 ライブドアが立ち入り調査を受けてから、堀江氏が逮捕拘束されるまで、まるで示し合わせたように、為替相場はドル高で推移していた。 ドル高の理由としては、イランの核開発問題に絡んで、原油の価格が値上がりするのではという懸念からということにはなっている。世界的に見て、有事の際にはドルが高くなる傾向は、いつものことである。 しかし、その懸念が払拭されたわけでもないのに、堀江氏逮捕の直後から、為替相場は立ち入り調査前の水準に戻ろうとしている。 考えすぎだとは思うのだが、背筋がぞっとする思いである。 |
by bankiero
| 2006-01-25 21:12
| 雑感
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